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2012年(平成24年)
■1月例会
1月24日 札幌グランドホテル
講師:吉田類氏(エッセイスト・イラストレーター)
演題:「酒場詩人のススメ」
北海道政経懇話会の1月例会が24日、札幌市内のホテルで開かれ、エッセイストで俳人の吉田類さんが「酒場詩人のススメ」と題して講演した。吉田さんは、「北海道の自然は豊かだ。うまい酒を口にし、四季の移ろいを目にすれば自然に俳句が生まれてくる」などと語った。
吉田さんはBS−TBSの人気番組「吉田類の酒場放浪記」に出演し、2003年9月の放送開始からこれまでに500軒を超える居酒屋を紹介。また俳人として札幌でも句会を開催しており、「酒と俳句が縁で多くの人々と親交を深めてきた」と笑顔で話した。
また、生まれ故郷の高知県仁淀川町の山々が、自然林から人工のスギ林に変わってしまったことに触れ、「人の手で失われた自然は、人の手で取り戻すしかない」と強調。「北海道にも同じような状況はあるはず。観光と両立しながら環境保全の努力を続けてほしい」と訴えた。
=2012/1/25北海道新聞=
2011年(平成23年)
■12月例会
12月12日 ノボテル札幌
講師:鈴木宣弘氏(東京大学大学院教授)
演題:「TPPと国益」
北海道政経懇話会の12月例会が12日、札幌市内のホテルで開かれ、野田佳彦首相が関係国との協議入りを表明した環太平洋連携協定(TPP)問題について、東大大学院農学生命科学研究科教授の鈴木宣弘氏が「TPPと国益」と題して講演した。鈴木氏は「欧州連合(EU)とアジアで柔軟で互恵的な自由貿易協定(FTA)を進めれば、もっと利益が出る」と述べ、TPPよりも日中韓FTAなどを進める必要性を訴えた。
TPPについて、鈴木氏は「コメなどの関税がゼロになれば、これまで最もコストを下げて頑張ってきた北海道が一番影響を受ける」と指摘。医薬品や農薬などの安全基準の緩和などが求められる危険性も強調した。
また、「貿易の拡大や経済連携の方法はたくさんあるのに、最悪のTPPをなぜ選ぶのか」と首相の対応を批判。「製造業や農業の販路拡大にはアジアとの関係が重要。まず、アジアの国と足場をつくることが、米国と対等な関係をつくる基礎になる」と訴えた。
=2011/12/13北海道新聞=
■11月例会
11月8日 京王プラザホテル札幌
講師:藻谷浩介氏(日本政策投資銀行参事役)
演題:「『デフレ』の正体と震災後の日本の針路」
北海道政経懇話会の11月例会が8日、札幌のホテルで開かれ、ベストセラー「デフレの正体」の著者で日本政策投資銀行の藻谷浩介参事役が「『デフレ』の正体と震災後の日本の針路」と題し講演した。藻谷氏は超高齢化社会への備えについて「働く世代が減れば消費力も落ちる。大量生産品ではなく地域独自のブランド商品をつくり、アジアの富裕層に売るべきだ」と訴えた。
藻谷氏は、札幌市と東京23区の商業売上高が同様に減少しているデータを示しながら、「東京が独り勝ちで地方との格差が拡大しているという認識は誤りだ」と指摘。「大都市より、水、食料、エネルギーが豊富な北海道の方がより豊かになる条件はそろっている」と主張した。
=2011/11/9北海道新聞=
■10月例会
10月6日 札幌グランドホテル
講師:米倉弘昌氏(経団連会長)
演題:「成長戦略実現に向けた課題と経団連の取り組み」
北海道政経懇話会の10月例会が6日、札幌市内のホテルで開かれ、経団連の米倉弘昌会長が「成長戦略実現に向けた課題と経団連の取り組み」と題して講演した。米倉氏は北海道農業を「大規模な専業農家を核に生産性向上の取り組みが進んでいる」と評価し、国内農業の改革のけん引役として期待感を示した。
米倉氏は日本経済の再生に「規制緩和による内需活性化と、経済連携協定の締結による海外需要の取り込みが必要」と述べ、環太平洋連携協定(TPP)に参加すべきだとの考えを強調した。
また地域活性化へ農業振興が不可欠だとして「北海道の農業モデルが各地で生かされ、わが国の農業の競争力強化につながることを期待する」と、国内全体で大規模化と生産性向上への取り組みを加速するよう求めた。
道経連と道などが国に申請している「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」については「農業の収益性を高め、成長産業につながる動きとして大変心強く感じる」と共感を示した。
=2011/10/7北海道新聞=
■8月例会
8月11日 札幌プリンスホテル
講師:中島隆信氏(慶応大学商学部教授)
演題:「改革待ったなし!大相撲は生き残れるのか?」
北海道政経懇話会の8月例会が11日、札幌市内のホテルで開かれ、慶大商学部教授の中島隆信氏が「改革待ったなし!大相撲は生き残れるのか?」と題して講演した。中島教授は「八百長問題など、不祥事を起きにくくする仕組みづくりが必要」と強調した。
中島教授は、日本相撲協会が昨年設置した外部機関「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」副座長を務めた。八百長や野球賭博問題などの影響により、協会の2010年収支は17億円以上の赤字だったが、「理事長以下、責任が一切問われない。経営の発想が乏しい組織」と指摘した。
改革に向けては、親方衆で固めている評議員会や理事会を「半分は外部の有識者に入れ替えるべきだ」と提言。さらに「部屋の師匠と理事の兼任を禁止して、経営と現場を分離することが必要」とした。
八百長の再発防止については「協会や報道機関は、継続的な検証を」と要望した。
=2011/8/12北海道新聞=
■7月例会
7月29日 札幌パークホテル
講師:安倍晋三氏(元首相)
演題:「日本をいかに立て直すか」
北海道政経懇話会の7月例会が29日、札幌市内のホテルで開かれ、自民党の安倍晋三元首相が「日本をいかに立て直すか」と題して講演した。安倍氏は子ども手当見直しで調整が続く特例公債法案に関し「所得制限で法案に賛成すれば、高速道路無料化などにも賛成することになる」と述べ、民主党が他の政策も撤回しない限り、賛成すべきでないとの意向を表明した。
また、菅直人首相を早期辞任に追い込むには、衆院での首相辞職勧告決議案可決が有力な選択肢になるとの認識を示し、「解散のリスクが少なく民主党の議員も賛成しやすい」と指摘。東日本大震災復興のための増税には「経済政策として間違っている。国債を出して日銀に引き受けてもらい、貨幣の供給量を増やすことが大切だ」との見解を示した。
また、最近、会合で同席した鳩山由紀夫前首相に首相を退陣に追い込む際の協力を求めたところ「任せてください」と言われたと説明。小泉純一郎元首相からは「自民党が大連立を組んだら次の選挙は厳しい目に遭う」と助言されたことも明かした。
=2011/7/30北海道新聞=
■6月例会
6月29日 ノボテル札幌
講師:歳川隆雄氏(「インサイドライン」編集長)
演題:「東日本大震災と菅政権の行方」
北海道政経懇話会の6月例会が29日、札幌市内のホテルで開かれ、情報誌「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏が「東日本大震災と菅政権の行方」と題して講演した。歳川氏は「菅直人首相は反核・脱原発を宣言し、盆明けにも衆院を解散するだろう」と述べた。
歳川氏は「首相は自然エネルギー政策に関して、(広島と長崎への原爆投下日に挟まれた)8月7、8日のいずれかに、福島で被災地の住民を意識した先鋭的な演説を準備している」と述べた。その上で、反核・脱原発の是非を争点に8月下旬に解散、9月中旬に総選挙に踏み切る可能性が高いとの認識を示した。
一方で、仙谷由人官房副長官の動きも鍵になると指摘。「彼は自民党55年体制の党人派に似ており、党幹部で最も保守的。仙谷氏首班で大連立を組めば国難を突破できる」と述べた。
=2011/6/30北海道新聞=
■5月例会
5月20日 札幌グランドホテル
講師:寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)
演題:「世界の構造転換と日本の進路」
北海道政経懇話会の5月例会が20日、札幌市内のホテルで開かれ、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏が「世界の構造転換と日本の進路」と題して講演した。寺島氏は東京電力福島第1原発事故で「脱原発」の流れが強まっていても、日本は原子力の技術基盤と技術者は維持していくべきだと訴えた。
寺島氏は「近隣のアジア諸国が原発を推進していく中、これらの国で事故が起きた際に、日本で原子力の知見を持った人がいないと国際社会での立ち位置を失う」と指摘。
その上で、「日本がドイツのように再生可能エネルギーを推進するなら、立ちゆかなくなった時に支え合えるよう、アジア諸国と平和目的の原子力技術を共有して、関係を築いていくべきだ」と述べた。
また、寺島氏は「メガソーラーなど再生可能エネルギー推進に苫東が果たす役割が重要」と述べ、苫小牧東部地域(苫東)が電力の供給基地として見直されるべきだとの考えを示した。
=2011/5/21北海道新聞=
■4月例会
4月8日 京王プラザホテル札幌
講師:東郷和彦氏(京都産業大世界問題研究所長)
演題:「失われた20年からの再興〜北方領土問題の場合」
北海道政経懇話会の4月例会が8日、札幌市内のホテルで開かれた。元外務省欧亜局長で京都産業大世界問題研究所長の東郷和彦氏(66)が「失われた20年からの再興〜北方領土問題の場合」と題して講演し、停滞する北方領土返還交渉の進展には政府首脳レベルの信頼関係構築から始める必要があると訴えた。
東郷氏は最近の領土問題について、ロシア側が北方四島への投資を進める一方、日本側首脳の「不法占拠」発言などで両国関係が悪化し、「北方領土の『ロシア化』だけが進んでいる」と指摘。「これを食い止めるために日本はもっと四島の現状に関わるべきではないか」と持論を述べ、主権問題を理由に共同開発に消極的な政府の姿勢に疑問を呈した。
また「まずは本当に話せるチャンネルをつくること」と、首相や外務省は早急にロシア側と人脈をつくり直すべきだと強調した。
=2011/4/9北海道新聞=
■2月例会
2月21日 札幌プリンスホテル
講師:後藤謙次氏(政治ジャーナリスト)
演題:「忍びよる3月危機−菅直人政権の展望」
北海道政経懇話会の2月例会が21日、札幌市内のホテルで開かれた。元共同通信編集局長で政治ジャーナリストの後藤謙次氏(61)が「忍びよる3月危機−菅直人政権の展望」と題して講演し、4月の統一地方選後に首相退陣の可能性があるとの見方を示した。
後藤氏は、通常国会では2011年度の予算関連法案が成立できるかどうかが最大の焦点だとし、「出来なかった場合、残された道は(菅内閣の)退陣か解散。居座りは、おのずから限界がある」と指摘。「3月に危機は表面化するが、何とかしのいで、5月の連休前後に大きなヤマ場が訪れるのではないか」と述べた。
その上で、求心力を失っている首相が解散に踏み切れる見通しは低く、関連法案成立などと引き換えに内閣総辞職する可能性があるとし、「ポスト菅」の候補として前原誠司外相や玄葉光一郎国家戦略担当相らの名前を挙げた。
=2011/2/22北海道新聞=
■1月例会
1月17日 札幌パークホテル
講師:梨田昌孝氏(北海道日本ハムファイターズ監督)
演題:「長所を見抜いて個性を伸ばせ−V奪還への挑戦」
北海道政経懇話会の1月例会が17日、札幌市内のホテルで開かれ、プロ野球北海道日本ハムの梨田昌孝監督(57)が「長所を見抜いて個性を伸ばせ−V奪還への挑戦」と題して、講演した。
注目の新人、斎藤佑樹投手(22)=早大=について、梨田監督は先発入りへの期待を表明。その上で、公式戦デビューは「うまくいくと、東京ドームでの2戦目(3月30日)か、3戦目が目安になると思う」との見通しを示した。
抜群の人気を誇る斎藤投手だが、実力面でも、技術の高さなどから「ゲームメークができる」と評価した。
また、5年ぶりのBクラスに沈んだ昨季から巻き返しを図る今季のポイントには、2番打者の確立を挙げた。横浜に移籍した森本稀哲外野手(29)の代役候補の筆頭として、若手の陽岱鋼内野手(24)を指名し、「本当に身体能力が高い」と奮起を促した。
ひときわ脚光を浴びる今季について、「北海道から全国へ発信する、強い気持ちを持ってやりたい」と意欲を示した。
=2011/1/18北海道新聞=
2010年(平成22年)
■12月例会
12月8日 札幌後楽園ホテル
講師:辺真一氏(コリア・レポート編集長)
演題:「ポスト金正日体制と北朝鮮の現実」
北海道政経懇話会の12月例会が8日、札幌市内のホテルで開かれ、コリア・レポート編集長の辺真一(ピョンジンイル)氏(63)が「ポスト金正日(キムジョンイル)体制と北朝鮮の現実」と題して講演した。
辺氏は、北朝鮮の韓国砲撃について「金正日総書記の健康不安で、後継者とされる三男・正恩(ジョンウン)氏の体制固めを急ぐあまり、米国に対し最後の賭けに出た」と説明。韓国の出方によっては「地上戦も起こりうる」と指摘した。
日米韓が中国に対し、北朝鮮に働きかけるよう求めていることには「中朝はへその緒でつながっており、当てにならない。米朝関係を取り持つのが日本や中国の役割」。日本人拉致問題については「早期に日朝のトップ外交で話し合うべきだ」と述べた。
=2010/12/9北海道新聞=
■11月例会
11月8日 ノボテル札幌
講師:宮本雄二氏(前駐中国大使)
演題:「中国の現状と日中関係」
北海道政経懇話会の11月例会が8日、札幌市内のホテルで開かれ、前駐中国大使の宮本雄二氏が「中国の現状と日中関係」と題して講演した。
宮本氏は中国が外部世界に対して強い猜疑(さいぎ)心を持ち、「西側諸国は中国共産党による統治を覆そうとしている」と考えていると指摘し、「日本の意図とは違うように解釈し、怒ることがある」と語った。
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件では、中国側は「日本が尖閣諸島の領有権を強固にするために意図的に事件を起こし、司法プロセスに乗せようとした」と判断したために強く反論したと分析。「(日中間の問題を)一刻も早く世界に広げることで(世界の中の日中関係として)相対化し、処理しやすくすることが必要だ」と述べた。
また、中国の現状について「成長が著しく速く、法律や社会制度、人材が間に合っていない」との見方を示した。
=2010/11/9北海道新聞=
■9月例会
9月15日 札幌グランドホテル
講師:斎藤次郎氏(日本郵政社長)
演題:「郵政事業の現状と今後の展開について」
北海道政経懇話会の9月例会が15日、札幌市内のホテルで開かれ、元大蔵事務次官で日本郵政取締役兼代表執行役社長の斎藤次郎氏が「郵政事業の現状と今後の展開について」と題して講演した。
「新たに郵貯、保険もユニバーサルサービス(全国一律のサービス)に広げることで郵便局が地域に根差し、地域振興に重要な役割を担う立場になる」と述べ、国会審議を控えた郵政改革法案の意義を強調した。
斎藤氏は郵便物の取扱量減少や郵便貯金残高が10年で85兆円減った状況などを挙げ、「郵便、貯金、保険の3事業の先行きは明るくない」と指摘した。
その上で、ユニバーサルサービス拡大に伴い、利便性向上や経営安定のために「貯金の預入限度額や簡保の保障限度額の拡大が必要」と述べた。
野党から同法案に関し「再国営化だ」などの批判が出ていることについては、ほかの先進国は国営や100%政府保有の会社が運営しているケースが多く「3分の1の政府保有で批判が起きるのは日本だけの現象だ」と反論した。
=2010/9/16北海道新聞=
■8月例会
8月26日 京王プラザホテル札幌
講師:木下代理子氏(色彩研究家)
演題:「ビジネスに活かす色彩戦略」
北海道政経懇話会の8月例会が26日、札幌市内のホテルで開かれた。東京で活躍する色彩研究家の木下代理子さんが「ビジネスに活(い)かす色彩戦略」と題して講演し、「ねずみ色は謝罪カラー」などと色が人間の深層心理にどう影響するかを解説した。
木下さんは、陸上競技場のトラックや卓球台が、精神を安定させ集中力を高めると言われる青色を採用したり、明るい印象で安心感を与えるというオレンジ色を服装などに使う政治家が増えているといった最近の活用例を紹介。「一期一会が多いビジネスの世界は、色がかなりの部分で左右する」と強調した。
また、ビジネス上のトラブルで謝罪する場合の服装は、目立たず、まじめな印象を与える薄いグレーを推薦。「(謝罪時に使って)失敗するのが黒。(周囲を)威圧する色なので絶対に使わないでほしい」とアドバイスした。
=2010/8/27北海道新聞=
■7月例会
7月9日 札幌プリンスホテル
講師:飯尾潤氏(政策研究大学院大学教授)
演題:「参院選と民主党政権の今後」
北海道政経懇話会の7月例会が9日、札幌市内のホテルで開かれ、講師の政策研究大学院大学教授の飯尾潤氏は参院選後の民主党と他党の連立可能性について「(最も有力な)公明党は来年の統一地方選までは加わらない」として、法案ごとの協力関係にとどまるとの見通しを示した。
飯尾氏は「参院選と民主党政権の今後」と題して講演。与党過半数を困難とする北海道新聞など各報道機関の議席予測について「(実際の結果と)大きな違いはないのでは」と述べた。
その上で、各種法案通過に必要な与党過半数の議席確保には「みんなの党でも足りない」とし、公明党がキャスチングボートを握ると分析する一方、「今回、自民の1人区善戦は、公明がいくらか協力しているから。来年の統一地方選では自民から貸しを返してもらう期待をしている」とし、民主との連立には否定的な見方を示した。
=2010/7/10北海道新聞=
■6月例会
6月3日 札幌パークホテル
講師:馮寄台氏(台北駐日経済文化代表処代表)
演題:「この2年間の台日関係と両岸関係」
北海道政経懇話会の6月例会が3日、札幌市内のホテルで開かれ、台湾の駐日代表部に当たる台北駐日経済文化代表処の馮寄台(ひょうきたい)代表が「この2年間の台日関係と両岸関係」と題して講演、台日交流の促進に意欲を示した。
馮氏は台日関係について、昨年6月に双方でワーキングホリデービザの発給が始まったことや、昨年9月に台湾国立政治大学内に日本研究センターが開設されたことなどを挙げ「今後、新たな対日関係を切り開く次世代の親日派を育成していく」と述べた。
昨年12月に開設された同処札幌分処については「今年1月から4月に台湾から北海道を訪れた観光客は前年同期比26%増加し、北海道から台湾への観光客も57%増加した」と効果を強調した。
米国や日本などとの自由貿易協定(FTA)については「中国との主権問題が障害となって締結できず、アジア地域の中で取り残される」と危機感を表明。主権問題を棚上げし、現在、中国と進めている経済協議を他国にも発展させたいとの意向を示した。
=2010/6/4北海道新聞=
■5月例会
5月10日 ノボテル札幌
講師:橋本大二郎氏 (前高知県知事)
演題:「地域自立型の国づくり」
北海道政経懇話会の5月例会が10日、札幌市内のホテルで開かれた。前高知県知事の橋本大二郎氏が「地域自立型の国づくり」と題して講演、「財源や権限を地方に移し、地域の将来は地域の知恵と力、責任で決めていくべきだ」と訴えた。
橋本氏は経済のグローバル化によってもたらされる食料、環境、エネルギー問題などに関し、国の役割を特化する必要性を強調。「政府は世界の国々と連携し、行きすぎた経済の流れに歯止めをかける戦略を打ち出していかなければならない」と述べた。
その上で、地方が心がけるべきこととして「地域の特性を生かした取り組み」に言及。間伐材を活用した高知県馬路村産のかばんが、国内外で人気を呼んでいる例などを挙げ、「東京や国を通さなくても、世界や他の地域につながる循環が起きている」と述べた。
一方、内閣支持率が低落している鳩山政権について「安全保障に限らず、首相自らかくあるべしと思うことを一つでも打ち出していけるかどうかに、今後の浮沈がかかっている」と指摘した。
=2010/5/11北海道新聞=
■2月例会
2月25日 札幌後楽園ホテル
講師:陳海騰(ちんかいとう)氏(バイドゥ駐日首席代表)
演題:「北海道から中国へ―インターネット経由中国人富裕層の攻略法」
北海道政経懇話会の2月例会が25日、札幌市内のホテルで開かれ、中国でシェア7割を誇るインターネット検索サイト「百度(バイドゥ)」の陳海騰(ちんかいとう)駐日首席代表が講演、「中国から北海道に継続的に観光に来てもらうためには、ネットを活用した仕組みづくりが大切」と訴えた。
講演テーマは「北海道から中国へ−インターネット経由中国人富裕層の攻略法」。陳氏は中国のインターネット普及率は3割に満たないが、使用者は3億8千万人で、日本の4・6倍とのデータを紹介し、ネット戦略の重要性を説いた。中国人向けのホームページの開設を促したうえで、「割引クーポンをつけるなどすればPR効果は大きい」と話した。
中国でヒットした映画「狙った恋の落とし方。」(原題「非誠勿擾(フェイチェンウーラオ)」)のロケ地となった道東をはじめ道内を訪れる中国人は増えているが、陳氏は「次の対策を打たないと、2、3年すれば他地域に流れてしまう」と強調。「新婚旅行で来てもらう企画をネットで発信するなどすれば、思い出の地を再び訪ねてくれるのではないか」とアイデアを披露していた。
=2010/2/26北海道新聞=
■1月例会
1月8日 京王プラザホテル札幌
講師:塩田潮氏(ノンフィクション作家、評論家)
演題:「2010年の政治を読む〜民主党政権で危機は越えられるか」
北海道政経懇話会の1月例会が8日、札幌市内のホテルで開かれ、ノンフィクション作家で評論家の塩田潮氏が「2010年の政治を読む」と題して講演した。塩田氏は「鳩山由紀夫首相は7月の参院選までは辞めないが、その後は民主党がばらばらになり、政局が動く可能性がある」と述べ、政界再編もあり得るとの見通しを示した。
塩田氏は、民主党が今年、乗り越えるべき課題として「経済危機」「日米関係の危機」「政権交代が失敗に終わる危機」の三つを列挙。二重権力構造と指摘されている鳩山首相と小沢一郎幹事長の現体制について「小沢さんは幹事長と兼任で内閣に入り、国民に説明責任を果たしたほうがいい。そうすれば政権運営は透明化され、政権も強くなる」と指摘した。
自民党については「みんなが1回離党してニュー自民党の旗を立て、新たな人材発掘を行えば、5、6年で再生する可能性がある」と述べた。
参院選については「民主党が単独過半数をとるか、自民党が共産党を除く野党で過半数をとるかが焦点だが、いずれも簡単ではない」との見解を示した。
=2010/1/9北海道新聞=
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